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線虫(センチュウ)とは
2019/05/18 20:35
センチュウは非常に小さな虫で成幼虫ともにウナギのような形をしており体長は1㎜弱で体色は透明に近く、親指の爪の上に7000~8000匹程度並べられる程の大きさなので肉眼での観察はほぼ不可能です。特に農産物に被害をもたらすのがネグサレ・ネコブ・シストといった3種類の寄生性センチュウです。
上:ネグサレセンチュウ 左下:シストセンチュウ 右下:ネコブセンチュウ
ネグサレセンチュウに寄生すると根に赤褐色のシミが多くできて表面がザラザラになり根が腐ったり二股、三股、寸詰まり、ヒゲ根が多くなったりします。
ネコブセンチュウに寄生すると根にコブがたくさんできたりヒゲ根が多くなったりします。
シストセンチュウに寄生すると天気の良い日にしおれ、夕方立ち直るなどをくり返しやがて枯れてしまったりします。
近年、施設栽培の普及や畑の環境から同一の作物を連作される機会が増えてきております。それに伴い連作障害が問題となっていますがセンチュウも要因の一つと考えられます。他の害虫と比べて非常に目に付きにくく防除に対する意識は低いとも考えられますがセンチュウが加害する作物の範囲は広いため農作物に大きなダメージを与えます。
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